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今日は何読む?-戯曲を読もう-

演劇の台本(戯曲)の感想ブログ

太田省吾「千年の夏」「午後の光」「棲家」

「千年の夏」

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夏のビーチでの、男の話

男と女の話?愛の話?

麻の上衣(男)と双眼鏡(男)、ちょっと間抜けな会話が面白い。

ページを開いたときに感じた「難しいのでは…?」という期待を裏切り、くすりとする場面もありました。

 

「午後の光」

この3つの作品の中では一番好き。老夫婦のお話。

老人を演じる俳優のエッセイの引用からはじまる、俳優から、役へ、どのように移行して行ったのか実際の舞台を見てみたくなった。

 

「棲家」

「午後の光」と似たテーマだと思う。こちらも老夫婦の話。

布団を二組敷く、その間の距離で揉めたりする、「午後の光」でも思ったがなんだかこの戯曲に出てくる老父婦は可愛い。

 

 

 

巻末の公演記録を見ると、「午後の光」と「棲家」の老人は同じ俳優さんが演じられたようです。なるほど、それで感じる雰囲気が似てる、というのもあるのかも(当て書きかどうかはわからないけど・・・)

 

太田省吾といえば高校生のときにNHKで深夜に放送されてた演劇の番組で「水の駅」*1を見た記憶があります(うろおぼえですが)、なので「難しいんでしょ」と思っていました。意外とわかりやすくて楽しんで読めました。

 

 

Amazonにもあります。

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51vwIjo040L._SL75_.jpg

 

 

*1:全編セリフなしの舞台「駅シリーズ」のひとつ