W・シェイクスピア「夏の夜の夢」
あらすじ
アテネの公爵シーシアスはアマゾンの女王ヒポリタとの婚儀をあと4日に控え、幸せな焦燥感を味わっていた。そこへ貴族イジーアスから訴訟が持ち込まれる。娘のハーミアが親の意思を無視して別な男と結婚したいと言って聞かないというのだ。アテネの法律によれば、親の意向を無視した娘に与えられる選択は死か、生涯を神々に捧げるか、どちらかしかない。公爵はハーミアに考える猶予を与える。絶望のどん底にいるハーミアに恋人ライサンダーは駆け落ちを持ちかけ、あくる夜、実行することにする。
感想
実は初めてシェイクスピアを読みました。
結論としては面白かった。人から聞いた話によるとシェイクスピアの中では一番ソフトなものみたい。笑えるし。ハッピーエンド。
ただ沢山登場人物がいるので覚えるまでが大変でした。
2人のカップルのすれ違いや、町の男たちのダメで愉快な劇を「ありゃだめだ」といいながら楽しんでる人たちのシーンが好きです。
ずっと「真夏の夜の夢」だと思っていたんですが「夏の夜の夢」だったのか〜と本を買うときに気づいたのですが、今調べたら「真夏の夜の夢」と訳す場合もあるそうな。ちなみに劇中の季節は五月くらいらしいです。ヨーロッパでは五月初旬、夏至の日のあたりは妖精の力が強まり、祝祭が催されるという言い伝えがあるそうです。
いろんな出版社から出ています。
違う和訳で読み比べるのも楽しいかもしれませんね。